探偵と聞いて思い浮かべるのはシャーロックホームズ。日本人なら明智小五郎、または金田一耕助、もしくは今なお現役の名探偵コナン君。
みんな華がありそれぞれ魅力的。
現実では本当に地味な事の積み重ねで、張り込みなんて一日中目立たぬよう出入りを見張るだけ。尾行に関しても都内でカーチェイスなんてありえない💦
そもそも尾行を不審がられたら9割以上の確率で巻かれる。自分もそれでお金をもらう以上、細心の注意を払うためいっそう動きは地味だ。
そんな調査業に従事する自分にとってまた憧れるニューヒーローに出会えた。アイゼイア・クィンターベイだ。ジョー・イデ作の『IQ』という小説の主人公だ。今のところ『IQ2』まで刊行されている探偵モノだ。
ロサンゼルスのゲットーに住む天才黒人探偵がラッパー襲撃事件や中華系マフィア、ラテン系マフィアのトラブルを解決していく!
アイゼイアのクールなキャラ(コミュ症気味なのがまたカッコイイ)といかにも相棒キャラの陽気なドッドソンの掛け合いも最高だが、そこやかしこに溢れ出てる黒い空気がたまらない。
音楽がよく黒い音と称されるが、それくらい黒いストリート感が滲み出ている‼️
推理モノというよりはサスペンスアクションといった趣きだが、久々にカッケーって小説に出会えた✨
アイゼイアと違って地味な現実の張り込みの最大の敵は緑のパーキングマン(駐車監視員)だったりする……。
ライバル緑のパーキングマンにも少々のピースを✌️