【ミステリー小説】第十回翻訳ミステリー大賞候補作IQ

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f:id:kotechama:20190913144133j:plain探偵と聞いて思い浮かべるのはシャーロックホームズ。日本人なら明智小五郎、または金田一耕助、もしくは今なお現役の名探偵コナン君。

みんな華がありそれぞれ魅力的。

現実では本当に地味な事の積み重ねで、張り込みなんて一日中目立たぬよう出入りを見張るだけ。尾行に関しても都内でカーチェイスなんてありえない💦

そもそも尾行を不審がられたら9割以上の確率で巻かれる。自分もそれでお金をもらう以上、細心の注意を払うためいっそう動きは地味だ。

そんな調査業に従事する自分にとってまた憧れるニューヒーローに出会えた。アイゼイア・クィンターベイだ。ジョー・イデ作の『IQ』という小説の主人公だ。今のところ『IQ2』まで刊行されている探偵モノだ。

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ロサンゼルスのゲットーに住む天才黒人探偵がラッパー襲撃事件や中華系マフィア、ラテン系マフィアのトラブルを解決していく!

アイゼイアのクールなキャラ(コミュ症気味なのがまたカッコイイ)といかにも相棒キャラの陽気なドッドソンの掛け合いも最高だが、そこやかしこに溢れ出てる黒い空気がたまらない。

音楽がよく黒い音と称されるが、それくらい黒いストリート感が滲み出ている‼️

推理モノというよりはサスペンスアクションといった趣きだが、久々にカッケーって小説に出会えた✨

アイゼイアと違って地味な現実の張り込みの最大の敵は緑のパーキングマン駐車監視員)だったりする……。

 

 

ライバル緑のパーキングマンにも少々のピースを✌️