初めての出会いから4ヶ月後
初めてはむはむとぽってりと出会った八景島シーパラダイスからおよそ4ヵ月後。夏休みを利用して箱根にみんなで旅行に来た時の一枚だ。2人とも浴衣姿が可愛いすぎる。
俺が『座敷童子』とふざけて呼んでいたが、意味がわからないのだろう。きょとんとしていたのを今でもよく覚えてる。
全て受け入れよう
この頃はちゃまの家に転がりこんだような状態で週に3日から4日は2人とも一緒に過ごしていた。嫌な思いをさせないよう、2人の話をちゃんと聞こう、やってあげられる事はやってあげよう、いささか過剰な部分があったと今ではわかるが当時はそうやって日々暮らしていた。
子供は天使? 子供は悪魔?
これよく言われるけど初めて、なるほどというのを実体験した。
俺の接する姿勢にも問題があり、ほぼ奴隷のような扱いになっていたこの頃(笑)あれとって、これとってから始まり抱っこ、これ買って、あれ買って、毎日お土産を持ってきてなどなど。ほんと加減が難しいな、と俺なりに悩んでいた。嫌われない事が大事とはいえ、これはこれであんまよくないんじゃ……そんな風に頭を抱えた。
奴隷扱いの次は…
次に始まったのがとにかく俺が困る事をあえてやる。あえて言う。そうとしか言いようのない時期があった。俺は結婚歴も子供を育てた事もない。当然何が起こってるのか最初はよくわからなかった。
0からの子育て
『それ』はちゃまがどうしても仕事の関係で夜家をあけなければいけない時や、一緒にいても目の届きにくい状況で現れた。俺と子供たちだけの状況だ。オムツも替えた事ない俺は『何これどうやるの?』と四苦八苦してぽってりのオムツ交換をするレベルのスキル。子育てという意味では経験ゼロだ。
出前で頼んだ寿司の醤油をわざとぶちまけたり、突然ビンタをしてきたり、耳を引っ張ってきたり。果てには2人で床におしっこをしたり、わざと俺におしっこをかけてきたり。ぽってりはただの悪ふざけかもしれないが、はむはむはそういった行為の後必ずジッとこっちを見ていた。
『小鉄の好きなやつ買っといた』とハンパじゃなく可愛い事を言ったりする反面、そういった行為は突如起こった。ひきつりながらも笑顔を作り、『これはさすがにやめよう』と言い続けたが、『いいんだよ〜』と一蹴される。
言葉攻めの日々が始まる
そんな行為の後ある日『小鉄って怒らないよね。なんで?』とはむはむは言ってきた。その時は『さあ? 言えばわかってくれるって思ってるからかね』となんの気無しに答えていた。
次に始まったのが、言葉責めだった。はむはむはちょくちょく『◯◯くんって知ってる? ママが一番好きな人』とか『◯◯くんが一番カッコ良かった。小鉄より全然カッコいいよ』と、おそらくママのモトカレの話をしてくるようになった。俺はと言うと苦笑しながら『そうなんだね〜』と返答。
控えめに言ってもちゃまは綺麗な人だ。アプリでも佐々木希認定だし(笑)モテるだろうなとはもともと思ってた。いわゆる想定内ってやつね。
はむはむは『小鉄怒った?』と聞いてくるので『怒らないよ〜』と笑っていた。そしてまた困らせる行為……。
子供達の変化
俺は〝大人になって指しゃぶってるやつとか見た事ねーし、大人が床でこれが欲しいって暴れてるのも見た事ねー。ああいうのも一時的なモノ〟と言い聞かせていた。あくまでやめようと促すだけにした。
結局『ソレ』は1ヵ月ほど経つと、いつの間にかなくなっていた。今でも悪ふざけはするが『ソレ』とは質が違うとわかる。終わってみれば、はむはむなりに色々俺を試していたのだとよくわかった。
箱根に行く前に芸能人ぶって寄った代官山TSUTAYA(笑)
そして都内の駄菓子屋でお買い物。
気付けばいつも隣で笑っていた
気付けば、はむはむはいつでもこうして俺の隣で笑っている。改めて写真を見返すと本当にいつでも俺の隣にいる。正直心が折れそうな時もあったんだ。でもさ、ちゃんとわかってるよ。アレは『天使の試し行動』だと。アレがなきゃダメだったんだろうと。
8ヶ月経った現在
この間の朝の食卓でのはむはむの一言。
『小鉄はママが好きで、ママは小鉄が好きなんだよね』思わず笑って誤魔化したけど、うん、その通りだね(笑)でもね、笑顔でそう言うはむはむも、口いっぱい食べ物を頬張るぽってりも愛くるしいんだよ、そんな事は口に出して言えないけどさ。
今も問題は山積みだけど、でも、いつでもみんなで笑ってられたらいいね✨