食通のタモリさんも唸らせる立食いそば屋
知る人ぞ知る立ち食いそば屋の有名店『そばよし』。日本橋で江戸時代後期から営んできた鰹節問屋が2001年、鰹節を有効活用しようと立ち食いそば店をオープンさせたのが始まり。今回訪れたのは神谷町店。
『そばよし』はあの食通のタモリさんも大絶賛したという『間違いない』お店なのだ。
立ち食いそばと言えば、早い、安い、それに大抵の場合良くも悪くも平均的な味だ。逆に言えばそこまで大差ないという事になるが、この『そばよし』、さすが鰹節問屋直営店。指宿産や枕崎産の極上かつお節を使ってダシをとっているだけあって当然ひと味違う。
たぬきそば&ライスを注文“合計¥570”
俺はたぬきそばとライスをいただいた。つゆはひと口飲んだ瞬間に『これは立ち食いそばにあらず』と叫びたくなるほどしっかりしている。出汁の芳醇な味と香り、適度な醤油加減。
天カスの存在感
そばもコシがあり立ち食いそばとは思えないクオリティ。個人的にはたぬきのてんかすが粉雪のように細かくサラサラなのが美味だった。
上記の写真を見てもらえばわかるが、普通のライスがわりとボリューミーなのだが、ここからが鰹節問屋直営ならでは。
おかかご飯の美味しい食べ方
本店ビル3階工場で鰹節を削る際に出る粉がつおが使いたい放題。ライスを頼むと1人にひとつ渡される粉がつおのふりかけ。
1人1つ配布される粉がつお
これをライスにふりかけるのだが、こんなのもううまいに決まっている。特に男性はこの手の飯には目がないはず。もうザバーっと目一杯かけてみた。
粉がつおの上から醤油を垂らしてかきこむ。こちらもまた叫びたくなるおいしさ。自宅で食べるおかかご飯より確実に美味しいが、どこか懐かしい。
普通ライスだと若干お腹がパンパンになる量だと思うのでそばと一緒に食べるなら半ライスでちょうど良いかも。
ここまでのクオリティで値段は立ち食いそば価格。そりゃ繁盛する。神谷町店専用の駐車場はないが近隣に路上の枠のパーキングがたくさんあるので車で訪れてる人も多い。ズラッと枠内に路駐してある。この日は8割がタクシーの運転手の方がお客さんでいた。
【menu】たぬきそばは370円、ライスは200円、他にもこの通りリーズナブル。
今回は仕事の都合で神谷町店に訪れたがいつか本店にも行ってみたい。とにかく立ち食いそばのクオリティではない立ち食いそば。マジうまいです。
『見つけた!!うまい店』と叫ぶ団子小僧。
【そばよし】神谷町店
▼住所
東京都港区虎ノ門3-22-11
▼アクセス
神谷町駅から235メートル
▼営業時間
月〜金 11時〜20時
▼定休日
土日