(上州太田焼きそばのれん会HPより)
戦後、太田市に急速に広まったとされている焼きそば。太田市にはスバル360のヒット商品を生み出した(株)SUBARUの本工場があり、全国から多くの人が出稼ぎに訪れたという。
出稼ぎに訪れた人達が太田市に焼きそばを持ち込んだと言われている。安くて手軽に食べられる事もあり、定着し、今では【上州太田焼きそば】として土地の名物となっているのだ。なんと、太田市には市内に約80店も焼きそば店があるという。
情報発信を行なっている上州太田焼きそばのれん会で、焼きそば店マップを見られるので今回はそちらを参考にして【華月】さんを訪れてみた。
上州太田焼きそば【華月】
仕事後の訪問となるので20時前に訪れたのだが、上州太田焼きそばのれん会に掲載されているお店の多くは夜の時間帯は営業していなかった。18時〜20時の間には閉店してしまう。【華月】さんは21時まで営業だったので来てみたのだが、結果は大当たり。
値段もリーズナブル。今回は焼きそばと餃子を注文。お店の看板に餃子とタンメン専門店と書かれていたので餃子も注文してみた。
実食
まずは焼きそばから。これがいわゆる上州太田焼きそば。太麺にシャキシャキキャベツ、そして各店舗の独自ソースが上州太田焼きそばのスタンダードとされているが、【華月】さんではキャベツの他にもやし、人参なども入っていた。
特徴である太麺。若干酸味のあるソースはさっぱりしていて、ボリュームはあるがくどさがなくいくらでもいける味。焼きそばってやっぱりうまいと再確認させられた。そしてこちら。
ソースが足りない場合はかけられるように焼きそばを頼んだらソースも別に運ばれてきた。かけなくても充分うまいが、濃い味好きの方にはいいサービスだ。
専門店と謳っている餃子がこちら。正直、相当うまい。野菜がメインになっている餡で、薄皮をパリっと仕上げている。
ご覧の通り、野菜がギッシリでシャキシャキしてる。焼きそばも餃子もボリュームのある食べ物だが、どちらもいい意味であっさり食べられてしまう。群馬県に訪れた際はぜひまた寄りたいお店となった。
最後に……
上州太田焼きそばのれん会に掲載されているお店を見ていると、ひと口に焼きそばと言っても店によってソースの色から具材から、かなり違いがある。時間があったなら焼きそば巡りをしたかったが、今回は残念ながらその時間はなかった。上州太田焼きそばの美味しさは本物。これはまた次の機会に食べ歩きをしてみたいものだ。
華月
【アクセス】太田駅から約811m 徒歩15分
【営業時間】11:30〜14:00/17:00〜21:00(L.O.各30分前)
【定休日】水曜日・第三木曜日・他不定休有
【TEL】0276 48 6460
※コロナ禍の影響により営業時間等変更されている場合があります。